心理療法紹介 ~交流分析編~


心理療法紹介 ~交流分析編~


 

人の悩みの多くは人間関係にありますが、その中でも、コミュニケーションが1つの課題となります。

 

「なんであの人はこんな言い方しかできないの?」

「なんか最近あの人とギクシャクしてしまう」

「いつも自分の思うことが上手く相手に伝わらない・・・」

 

このように感じている人には、交流分析は何らかの解決の糸口になるかもしれません。

 

キーワードは、「今ここ、あなたも私もOK」です。

 

交流分析には、7つの構成要素(アプローチ)がありますが、1つずつ見ていくとかなり膨大な内容を伝えなくてはならないので、ここでは対話分析と時間の構造化について、概要を出来るだけ分かりやすく伝えようと思います。

 

まずは、対話分析なのですが、

 

その前に、自我状態という点も触れておかないといけません。

 

自我状態は、

 

P(Parent)=「親」の影響を強く受け継いだ思考や感情、行動

A(Adult) = 今ここで起きていることに直接反応する「成人」の思考や感情、行動

C(Child) = 「子ども」の頃と同じような思考や感情、行動

 

この3つに分けられます。

 

と言われてもいま一つピンときませんよね?

 

例えを挙げるとすれば、友達が約束の時間に遅れて来た時の返事を取り上げてみます。

 

P的な返事は、「時間に送れるなんて人としてダメだよ、次からは改めな!」

A的な返事は、「予約したお店の時間には10分あるから、少し小走りで行こう」

C的な返事は、「・・・」(家に帰っている)

 

という感じです。

なんとなく掴んで貰えれば結構です。

 

さて、対話分析というのは、相手の自我状態(P・A・C)と自分の自我状態(P・A・C)の視点で考えてみるというものです。

 

スムーズな交流は、同じ自我状態でのやり取りです。

 

C同士なら、「今度ディズニー行きたーい!!」→「いいねぇ、お土産たくさん買いたいな!」

 

このような感じです。非常に仲が良さそうですね。

 

反対にすれ違いやちぐはぐな交流は、違う自我状態でのやり取りです。

 

CからPとすると、「今度ディズニー行たーい!!」→「この時期は、混むし同じお金を使うなら別の場所に行った方が満足度は高いはずだから次の機会にした方が良いよ。」

 

という感じです。この会話は、Cの気持ちを無視して、さらに説教までしているような雰囲気を感じませんか?

 

そして、もう1つ厄介なやり取りが本心を隠しているケースです。

A同士の会話でよく見られます。

 

「今度ディズニー行かない?」→「うん、何度行っても楽しいしぜひぜひ!」(本心:この暑い時期に行きたくないな・・・)

 

表面上は、スムーズな交流になっていながらも、本心を隠している人は、間違いなくストレスを抱えることでしょう。

 

少し長くなりましたが、対話分析では、相談者の日常会話や、特定の人を想定した時にしている会話などを見直し、どういう返答をすれば良いかを一緒に考えていくものになります。

 

さて、もう1つの時間の構造化について話を変えます。

時間の構造化とは、平たく言えば、どのように時間を使っているかを分析し、自分の理想の時間の使い方を目指そうというものです。

 

1日を円グラフのタイムスケジュールをイメージしてください、

 

①引きこもり=他者と関わらない時間

➁儀式   =自己紹介や挨拶などの関わり

③暇つぶし =表面的な会話・趣味の話など

④活動   =目標のために話し合い頑張る

⑤ゲーム  =相手を思い通りにする

⑥親密さ  =互いの存在や価値観を認める

 

24時間の中で、この6つの時間に分けて貰います。

寝ている時間は、当然①になります。(夢とかは置いておきましょう。)

 

全て均等がベストなバランスということではありません。

あくまでも、自分の主観でいい状態を考えてもらいます。(例えば、調子の良かった時期を思い出すなど)

 

人間関係で苦しんでいる人の多くは、今の円グラフに不満を持つと思います。

 

そうであるならば、①~⑥の増やしたい時間を増やすには、どうすれば良いか考えていきましょう。とういものが、時間の構造化になります。

 

本当に、大雑把な説明にはなりますが、これが交流分析で主にやることになります。

 

また、ストレスチェックをしっかりとしている企業や学校であれば、エゴグラム(TEGⅡ)という心理検査を受けているかもしれません。

 

これも、交流分析をする上で非常に参考になる資料となります。

自分を知って、相手も知るということに繋がることでしょう。

 

今回の内容は交流分析のほんの一部に過ぎませんし、簡略化した説明なので十分に伝わらないかも知れませんが、実際にやる時には、もっと丁寧に説明しながら、あなたのペースで進めますのでご安心ください。

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