行動≧思考>感情の順で人は変わりやすい


行動≧思考>感情の順で人は変わりやすい


 

自分の中では、ここ最近気付いた新発見なのですが、いいものだと思うのでこの場で紹介したいと思います。

 

人ってなかなか変われないですよね!?

しかし、強いて言うならばどこが変わりやすいでしょうか?

これは、タイトルにあるように行動≧思考>感情の順番で変えやすいと思います。

 

例えば、ダイエットや勉強や仕事などなかなか取っつきにくいものかと思いますが、ほんのわずかな時間ならば出来るかと思います。

ダイエット目的のランニングをしようと心に決めてジャージに着替えるくらいならばそれほど難なく出来るかと思います。

今まで何一つ運動をしてこなかった人が、運動着に着替えるだけでも十分な変化ですよね?

 

勉強嫌いな人でもペンを持つこと自体は難なく出来ると思います。

このように行動に関しては、比較的簡単に嫌なものでも取り掛かることが出来ます。

「えっ、でもそれから先が問題でしょ?」

と思われると思いますが、その通りです。

 

次にあなたの変化を邪魔するものが思考です。

「やっぱりしんどいし、今日は止めようかな」と3日坊主に陥るのも、この思考が邪魔をしているからです。

それは、過去の苦い経験や、実際に取り組んでみて思うところから、様々なことを考えて変化を拒みます。

 

嫌な気持ちになったという感情=体験を1つの経験値とした時に、目の前にある課題に対してネガティブな思考を生むのです。

ただし、少し違った考え方からアプローチをかけると課題は課題でなくなるときがあります。

物は考えようというように、自分の得意とするものと結び付けてみたり、ハードルを自分の出来る範囲に下げてみたりと単純に正面から向き合わないで、立ち位置を変えてみるのです。

そうすると、やり方に関しては正攻法ではなかったり、当初の計画と違うような過程を辿るかもしれませんが、目的は達成しやすいかと思います。

 

最後の感情部分に関しては、変えようとしてもなかなか変えにくいものです。

言わば生理現象のようなものなので、辛い苦しいをいきなり楽しいに変えることは不可能でしょう。

 

それが出来る唯一の方法は、変えやすい行動・思考を変化させることです。

とりあえず、思ったように動いてみると道が開けることもありますので、そこで成功体験を得られればきっと課題に対して思う感情も変わってくるでしょう。(行動療法的アプローチ)

もしくは、課題に対して少し変わった見方をすることで、自分の負担にならない思考法に気付くと、とても楽になれるかもしれません。(認知療法的アプローチ)

 

人の行動・思考・感情は全てこの方程式で説明が出来るかと思います。

今回のテーマは「変える」というところなので、そこに対するアプローチは、行動から行うのが無難なのかもしれません。

 

最後に注意点として、何かを変えるというのは非常にエネルギーを必要とし、またストレス要因にもなります。

追い込まれた結果、「変わらなくてはならない」「変えなければいけない」と思っているうちは何をやっても悪影響になりかねないので、心に余裕がある時に取り組むと良いかと思います。

 

もちろん、カウンセリングの場面では、いきなり人を変えてやろうなんてことはせずに、ゆっくりとその人を心から理解して、信頼関係が生まれ、心にも余裕が出てきたと感じてから初めて変化を促す関わりをします。(健康で心の状態も良好と判断した時は、アドバイスや気付かせる関わりから入ることもあります)

 

記事を書いて今分かったのですが、これは自分のメモ書きで良かったかもしれません。まあ、記録用として今回はご容赦下さい。

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