学習性無力感

無気力な人形

学習性無力感とは

聞き馴染の無い言葉かもしれませんが、今回は学習性無力感について取り上げようと思います。

学習性無力感は、アメリカの心理学者が提唱した理論で、

努力をし続けたが一向に成果が現れない時など、頑張ってもどうしようもならない時に無力感を感じてしまうことです。

「こんなに営業成績を上げたのに、上司や会社は全く評価してくれない」

「いつも料理を頑張っているのに、旦那が美味しいの一言も言ってくれない」

「勉強していても、頭に入ってこないから、もうやりたくない」

このように、努力したり勇気を出してやってみたことが報われないことを学習=記憶してしまうと、

次に似たような場面に出くわしたときに、無力感を感じてしまうことを学習性無力感と言います。

学習性無力感から脱却の可能性

線路

学習性無力感から脱却するには、

関わる人を変えたり、環境を変えたり、自分の考え方を変えるとよいです。

ただ、当の本人の心理状況は、

「もうこれしかない」・「我慢しなければならない」・「もう何をやっても無駄だ」という気持ちだと思います。

そんな時に変化があると、それがまたストレスになってしまうと思います。

ですが、そんな時こそ頑張り時なのかもしれません。

そして乗り越えられると、自分自身の大きな成長に繋がります。

 

ある知人から、「奇跡のリンゴ」という映画を紹介して貰いました。

これは、不可能と言われた無農薬でリンゴを作ることにチャレンジし続けた人の実話を元にした作品となっています。

詳しくはこちらをご覧ください

 

その映画にこんなワンフレーズがありました。

「1つ失敗したら、常識を1つ捨てればいい」

このシーンを見た時は、急いでメモを取って忘れないようにしました。

 

あなたの今までの度重なる失敗は、もしかするとあなた自身が持っている常識のせいなのかもしれません。

その常識なり、考え方が、あなた自身を苦しめ、成長を阻害しているのかもしれません。

 

実は、私自身も自分の常識が捨てられずに、無気力状態になったことがありました。

そこから復調できたのは、カウンセリングを受けて自分の常識が間違っていたと自分自身が認められたときだったと記憶しています。

 

辛い気持ち、苦しい気持ち、もどかしい気持ち、無力感、絶望感など感じているのであれば、

ぜひカウンセリングを受けて頂きたいと思います。

 

ほんの少しの、搾りかすのような自分を変えたいエネルギーが残っているならば、

ぜひ当カウンセリングルームにそのエネルギーを使って欲しいと思います。

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