HSP/HSSとは
・HSP(Highly Sensitive Person):過度に敏感な人
・HSS (High Sensation Seeking) :大きい感覚や刺激を求める人
今、5人に1人がHSPの気質(性格や特徴)を持っていると言われています。
HSP/HSSどちらも、人間関係を築くうえで不都合が出るかもしれません。
今回は、HSPの方をメインに、特徴が変えられるか考察していきます。
敏感になるとどうなりやすいのか?
・「あの人は、私のことを嫌いっているに違いない(強迫観念)」
・「私は、あの人を傷付けてしまって、なんて嫌な奴なんだ(自己肯定感の低下)」
・「もう誰にも会いたくないし、何もしたくない!(意欲の低下)」
上に挙げたもののほかにも、敏感であるがゆえに、自分にとってマイナスな感情や思考を持つと思います。
また、いろんなところに気が付いたり、反応するので、すっごく疲れると思います。
いろんな気遣いをした挙句、
相手がその配慮に気付かなかったり、相手が望むものと違って、すれ違いが起きたりというのは、よくあることかと思います。
HSPではない人からすると、「そんなの考えすぎでしょ!?」と思うことも多いかもしれませんが、
考えたくて考えているのではなく、感じてしまう・気付いてしまうから考えてしまうんです!
なんで、敏感になってしまったのか?
おそらく、人生経験によるところが大きいと思います。
ずっと両親が夫婦喧嘩の絶えない家庭だったら、
子どもとしてはそれを阻止するためにいろんなことを先回りして、ケンカにならないように気遣うでしょう。
もしくは、火種が自分に来ないように、先回りして逃げるというのもあると思います。
そのような経験(家庭環境に限らず)を幼い頃から、何十年も経験していけば、どうなるでしょうか?
「敏感でいること=自分を守ること」と、どこかで解釈すると思います。(無意識かもしれません)
このような例のほかにも、HSPの人たちは、ある種「処世術」としてHSPの気質を身につけたと考えた方がいいかと思います。
自分の気質を変えるには?
HSP/HSSの方の特徴として、「決めつけ」が多いです。
その決めつけは、体験的に身につけたものになります。
ですから、その気質を変えるには、①新たに学びなおすことで改善していきます。
また、②その特徴を身につけても仕方のなかった環境に自分がいたのだと自覚することができれば改善していくでしょう。
①、②どちらとも当カウンセリングルームでワークや心理療法で明確に出来る部分があります。
もし、自分の気質・性格を変えたいということでしたら、遠慮なくご相談くださいね。
私自身も、うつ病を患っていた時は、HSPの気質がすごく出ていました。
今はだんだん収まってきているので、一緒の立場でお話を聴かせて貰えるかと思っています。