現在ご利用中の一部の相談者の方にはお伝えしましたが、
2022年10月1日からカウンセリング料金を変更させて頂きます。
(親子・夫婦カウンセリングの料金、心理検査の料金は据え置き)
料金は対面・電話・オンラインいずれも
5000円(税込み) → 6000円(税込み)
となります。
土日祝日、夜間(17:00以降の予約)は5000円 → 6500円(税込み)とする予定です。
また、料金改定に伴い各種割引サービス(子育て優待カード、健康いきいきカード等)は、
10%オフ → 500円引き
となります。
こちらの都合で大変申し訳ありませんが、引き続き当カウンセリングルームをよろしくお願いします。
以下は、値上げに至った背景を綴ろうと思います。(興味のある方のみお読みください)
そもそも、開業当初は8000円でやっていた時期もありました。
それは、経営コンサルの方や知り合いの個人事業の方から
- 「1時間みっちり専門的な人と話をするのだから8000円くらいの価値がありますよ」
- 「静岡市のカウンセリングルームの相場でいいんじゃないの!?」
- 「値上げするのは難しいから最初は高めの方が良い」
などのアドバイスを受けていました。
うーん、確かに美容院や整体・マッサージ店に比べるとカウンセリングは、1日に対応できる人数が少ないのです。
秘密厳守のため、予約の間隔は30分以上は設けるようにしていますので、最大でも1日当たり6~7人くらいが限度といったところでしょうか。
そのような背景から、当初は8000円でやっていました。
ただ、3か月ほど経って急に心理的に苦しくなりました。
- この1件1件の面談を満足して貰わないといけない
- 自分に時間あたり8000円の価値はあるのだろうか
- 自分がうつ病を患っていた時に8000円という金額を出せたのか
- 「カウンセリングを身近に」と謳いながら、この金額は身近なのか?
自問自答の末、出した答えが5000円という料金設定だったのです。
それでもまだ、金額には不安を感じながらも、「1回1回の面談が真剣勝負」という恩師の言葉を忘れずに相談者と向き合ってきました。
するとだんだんと、ご相談の件数が増えていきました。
そうして今、嬉しい悲鳴なのかもしれませんが、また別の悩みを感じるようになりました。
もともとHSPの傾向を持っている私なので、件数が増えるとぐったりしてしまう日がでるようになりました。
妻子がおりますので、一緒に過ごす時間が取れないことへの罪悪感も感じてしまいます。
そこに炊事・掃除・子どもの送迎など物理的な疲労感も・・・
そんな中、とある相談者の方にお伝えした言葉
「身を削るほど、頑張ってこられたのですね。他人に向ける優しさをもっと自分に向けてもいいのではないでしょうか。」
相談者の方に伝えたはずの言葉でしたが、あれっ?自分に言いたい言葉か?と変な気持ちになってしまいました。
これは、余裕をなくしているサインかもしれないと感じました。
それに加えて、カウンセリングルームも手狭になってきたこともあり移転を考えていることから、値上げを決めました。
(土日祝+17時以降を500円高くしたのはこのような事情からです)
ご相談者の方の目線に立てば、料金は安いに越したことはないですよね。
十分にそのお気持ちも理解しているつもりなので、これまでずっと悩んでいました。
みなさまにはご負担おかけすることになりますが、どうかご理解頂けると嬉しいです。
心は熱く、頭は冷静に・・・
知識・技能の研鑽は当たり前のこととして、いちカウンセラーとして器の大きい人間になれるよう頑張ります!
引き続き当カウンセリングルームをよろしくお願いします。

うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。