DV・虐待加害者更生カウンセリング
DV更生は自分の力だけでは非常に難しいものがあります。
それは、本人の無意識的に出る行動にもなっているからです。
DVは、育った家庭の影響を強く受けます。
家族のモデルとなるものは自分の育った家庭のみです。
「自分はこんな風にはなりたくない」
「反面教師にするんだ」
「自分の親は間違っていない」
家族に対して様々な思いを持っているかと思いますが、
比較となる家族を知らないので、無意識的に自分の育ちから学んだ行動を表に出すのです。
付き合う前は優しかった、結婚する前は大事にしてくれた、このような人であってもDV加害者になることはあります。
愛するが故にDVに出る方もいます。
それは、端的に言えば関わり方(家族の在り方)を知らないから間違った行動に出るのです。
DVは傷付く人がいるので、簡単に許されるものではありません。
ただ、その悪をいくら厳しく罰しても、本人の問題は変わりません。
例えるならば、計算方法を知らない人に「なんで間違えたんだ!」と厳しく指摘しても改善されませんよね?
自分の感情を明確にし、行動や発言のクセに気付き、どういった感情や思考が相手を傷付けるのかを第三者と一緒に認識し、変えていく必要があります。
自分を正しく認識出来れば、あとは正しいかかわり方を身につけるのみです。(この順序がとても重要)
決して単発のカウンセリングで良くなることはありません。
徐々に意識や行動を変えていきながら着地点を見つけることになるので、複数回通って頂くことになります。
終結のタイミングについてご相談者の方にお伝えしているのは、
パートナーが「もう大丈夫と言ってくれるまで」とお伝えしています。
対人関係において、自分なりに頑張るは自己満足で思い通りの結果にはならないことが多いでしょう。
全部1人で解決しようとする必要はありませんので、行き詰ってしまうことがありましたら遠慮なくご相談いただければと思います。
DV・虐待被害者からのご相談も受け付けております
DV加害者は相手を支配します。(ほとんどが無意識・無自覚)
時折パートナーを変えて欲しいという話を受けることもありますが、
加害者本人がDVを悪いと思っていなかったり、無自覚なままにしていると更生はかなり難しいです。
何を言っても伝わらないのであれば、「離れる」・「逃げる」というのも選択肢に入れて大丈夫です。
決断しずらい事ですし、話や相談をしにくい事だと思いますが、決して1人で悩まないで欲しいなと思います。
暴力を受けたり、人格否定をされるほど悪い人間はいません。
加害者は被害者のせいにしますが、決してDVを受けてもいいほど悪い事をしてはいないはずです。
加害者にしても被害者にしても家族のことは相談しずらいと思いますが、
今よりも少しでも関係を良くしたかったり、楽に過ごしたいのであれば、ぜひご相談ください。
費用の面や公的機関の方が安心という方は、下記に静岡市のDVに関する相談窓口のリンクを付けておきますので、ご参照ください。
公的機関や民間、相談員やカウンセラーなど関わり方はそれぞれ異なります。
相性がよく、良い方向に向かっていけそうな場所にされると良いかと思います。
まずは、問い合わせてみることが現状を変える第一歩になるでしょう。