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みなさんは、親友と呼ぶべき人間は何人いるでしょうか?
「友達」であれば思いつくけど、親友となると基準やハードルが高いような気がして、
自信を持って「何人いる!」と断言するのは難しいことではないでしょうか?
親友は、辞書的な意味では、心が通じ合ってお互いを許し合える仲とされています。
さらにハードルを上げてしまったでしょうか?
しかし、親友を作るということは、それほど難しいことではないと私は思います。
「腹を割って話し合える」という表現がありますよね?
その間柄は、すでに親友と言っていい存在になっていると私は思います。
腹を割って話し合うとは?
あなたは、会話をする時に、全ての気持ちや感情を相手に伝えることはありませんよね?
年齢を重ね、社会に出れば学生時代よりも自分の本心を隠し表面的な事実を述べたり、結果の報告などを重要視します。
結果や成果に行きつくまでのその人なりの努力の過程や意気込みは、わざわざ表に出さないかと思います。
しかし、結果に結びつくまでには、必ずその過程があり、その人やその集団の気持ちというものが反映されます。
同じ手順で、物事に取り組むとして、より成果を挙げられるのは、熱意を持って取り組んだ人達であると言えるでしょう。
話が脱線しますが、みなさんは自転車に乗れますでしょうか?
多くの方が、乗れるかと思いますが、最初は何度も失敗したかと思います。
自転車に乗るための練習は、転ぶこともあるので膝に傷を作ったり、周りの人に転んでいるところを見られれば、恥ずかしい思いもすることでしょう。
ただ単純に、「乗りたい!」という気持ちから練習し、「自転車に乗る」という技能を身に付けたのです。
そうした素晴らしい過去を持ちながら、多くの人は年とともに挑戦するということを避けるようになってくる傾向があります。
非常にもったいないことだと思いませんか?
さて、話をもとに戻しますが、
熱意とやり方がうまく合えば、いい方向へ向かうということは経験上分かっているかと思います。
そんな時に、その熱意を大事にしてくれる存在が欲しいですよね?
そのやり方が合っているかどうか真剣に考えてくれる人が欲しいですよね?
それを叶えてくれるのが、親友だと思うのです。
こうなってくると、親友が欲しくなってきますよね?
大丈夫です、きっと出来ます!
あなたがまず気持ちをオープンにし、包み隠さず話をすることです。
受け身でいても、良いことはありません。
ただ表面的な会話をしていてもつまらないですが、そこに気持ちを乗せることで、
「熱い人だなぁ」
「面白い考え方をする人だな、もっとこの人を知りたい」
「なんか生き生きと話をするから、つい聞き入ってしまうな」
というような印象を持たれるかと思います。
そうなれば、もうゴール目前です。
今度は、相手の考えを尊重する(リスペクト)
自分の気持ちを出す中で注意したいのが、自分の考えや思いを否定された時です。
腹が立つのは分かります。
そういう時は、少し呼吸を整えて、どうしてその思いを否定するのかを注意深く聞いてみましょう。
そうすると、相手の背景が見えるかもしれませんし、自分の間違った考えに気付くことが出来るかもしれません。
こういった会話は、両者ともに、上辺だけの会話に比べると非常に有意義な会話になると思います。
こうした会話の積み重ねが、友達の関係を深め、真の「親友」になるのです。
友達・親友の作り方のまとめ
①自分の本心を包み隠さず話す(格好つけて建前だけで話さない)
②自分の思いを否定されても、すぐに怒らず諦めずに相手の考え方を尊重する
③お互いが自分の思いを打ち明けられる会話を続けていく
簡単にまとめると以上の3点だけです。
会話の仕方や考え方のクセはすぐに変えることは難しいことです。
もし、このような流れで親交を深められないなら、あなた自身に何か問題があるのかもしれません。
カウンセラーは、ビジネス「親友」です。あなたの気持ちを最大限に尊重しますので、
人間関係で困ったことがあれば、遠慮なくお問い合せ下さいね。
うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。