誰しも超能力者でもない限り人の気持ちなんて分かるはずがないのですが、
・空気が読めないと人から言われたことがある、自覚がある
・人間関係が上手くいかない(トラブルやすれ違いが多い)
・他人に対して気遣いや察するのが苦手
・夫婦など異性関係、恋愛がうまくいかない
このようなところで当てはまりそうだと感じた方はぜひ読んでみてください。
目次
1.勝手に判断したり、憶測で行動しないようにする
人の気持ちが分からないならば、なおさら自分勝手に判断したり、決めつけてしまうと自分と相手でズレが生じてしまうでしょう。
もちろん動物・人間は主観で生きています。
ただ、人間においては生きていくために他者と合わせてみたり、我慢したり、譲ったりすることも時には必要です。
孤立はよくても、孤独は何となく嫌ですよね?
自分と相手で別々の人間ならば、自分が感じたことや考えたことはあくまで「自分の場合は」という前提を忘れないように心掛けてみてください。
自分の価値判断と相手の価値判断は同価値です。
2.もっとよく他者を観察してみる
空気が読めない人の多くは、自分のイメージを大事にするあまり目の前の人を見失ってしまうことが時としてあります。
「きっと自分は嫌われているに違いない」、「あの人は絶対に怒っている」、「自分のする話はつまらないと思われている」・・・
このように自分のイメージで相手を決めつけてしまう前に、もっとよく相手を観察してみましょう。
きっと自分の決めつけたイメージには例外があったり、思い過ごしがあったりするはずですよ!
なぜなら、自分の感じたことや考えたことが100%相手と一致することはないはずですよね!?
3.コミュニケーションをもっと増やしてみる
相手の気持ちが分からないならば、分かるまで徹底的に話し合えば解決することがほとんどです。
その際に気を付けたいことは、
①相手の話は否定したり、解決させようとせずにじっくり聞く
②自分の話は主語を入れることを忘れないようにする
取り合えずこの2点は抑えておきたいところです。
①に関して補足すると、相手の話を聴く中で思わず「そんなの絶対違うし、おかしいよね?」と思うこともあるかもしれません。
そんな時に焦って相手を決めつけるのは禁物です。
相手がそう感じている理由や背景、そう考えている理由や背景があるはずだからです。
じっくりと話を聴いたうえでどうしても理解できないのであれば質問してみたり、「まぁ、そういう人もいるのだな」と分かり合うことを諦めてみるのもいいかもしれませんよ。
②に関しては、人の気持ちが分からない人に限らず大人は特に注意したいことです。
口語では特に主語は省略されてしまいがちです。
そうなると、受け手が推測で主語を補おうとします。ここにコミュニケーションや人間関係にズレが出てくることが多々あります。
・目の前にいるんだからあなたの話をしているんだよ
・私が話しているのだから、私の話に決まっているでしょ?
このように勝手に解釈せずに自分のためにも相手のためにも主語を忘れずにつけてみてくださいね。
それって、発達の問題かも・・・
人の気持ちが分からない人の中には、発達の問題で全く分からなかったり苦手だったりすることがあります。(本人に悪気は一切ありません)
相手の立場に立ってものを考えることが苦手だったり出来ない人は、自分はよくても周りは困っているかもしれません。
悪気はなくとも、自分の特性や気質が他者を傷付けているかもしれないならまずはそこに気付くことが大事なことになります。
発達に関してはグレーゾーンも広く線引きは難しい話になりますが、程度の話は置いておいて、自分が自分自身を知ることが他者を理解するきっかけにはなろうかと思います。
カウンセリングでは、相談者が自分や自分を取り巻く環境の話をされますが、人に話すことで自分を客観視でき自身を知ることが出来ます。
当カウンセリングルームはひろーくみなさまの抱える悩みや相談を受け付けていますので、気軽にご相談頂ければと思います。
うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。