
当カウンセリングルームをご利用になる方の多くは、初めてカウンセリングを受ける方です。
「カウンセリングって何をするんだろう?」
「うまく話せるか分からない」
「自分の悩みも相談していいのかな?」
そんな不安を持ちながらお問い合わせいただくことも珍しくありません。
あらかじめ色々調べてから来られる方、とにかく誰かに話を聴いてもらいたくてお問い合わせいただく方、何とかしたいという思いで足を運ばれる方など、きっかけは人それぞれです。
カウンセラーや相談機関によっても、考え方やカウンセリングの進め方は異なります。
このページでは、一般的な心理カウンセリングについての説明と、グレイス・ピリオドではどのようにカウンセリングを行っているのかをご紹介します。
初めてカウンセリングを受ける方が、少しでもイメージを持つきっかけになれば幸いです。
目次
そもそもカウンセリングとは?
広い意味でカウンセリングとは、専門的な知識や技術をもとに、相談される方を支援することを指します。
現在では、就職・美容・結婚など、さまざまな場面で「カウンセリング」という言葉を耳にするようになりました。
心理カウンセリングも、専門的な知識を持つカウンセラーが相談者のお話を聴き、悩みや困りごとについて一緒に考えていくという点では共通しています。
ただし、心理カウンセリングは単純に「悩みを聞いて、カウンセラーが答えを教える場所」ではありません。
初めて会った人に、よく話も聴かれないまま「こうした方がいいですよ」と言われても、なかなか素直には受け入れられないですよね。
カウンセリングでは、まずその方が何を経験し、何を感じ、何に困っているのかを丁寧にお聴きします。
話していく中で、
「自分は本当はこう感じていたんだ」
「ここでいつも同じことを繰り返しているな」
「相手にはこんな見え方もあるのかもしれない」
など、それまで気づかなかった自分の気持ちや考え方、悩みの全体像が見えてくることがあります。
そして、必要に応じてカウンセラーから考え方や心理的な知識をお伝えしたり、具体的な方法を一緒に考えたりすることもあります。
自分の気持ちや状況を整理しながら、自分に合った答えやこれからの方向を見つけていく。
そのためのお手伝いをするのが、心理カウンセリングだと私は考えています。
カウンセラーによって関わり方は違います

カウンセリングというと、「とにかく話を聴いてもらう」というイメージを持つ方もいるかもしれません。
実際には、カウンセラーが学んできた心理学や心理療法、考え方などによって関わり方には違いがあります。
大きく分けてみると、こんなタイプがあります。
1.対話を大切にするカウンセラー
カウンセリングの基本となる、傾聴・受容・共感を大切にしながら、相談される方のお話を丁寧に聴いていくタイプです。
「その時、どんな気持ちだったのか?」
「本当はどうしたかったのか?」
「なぜ思うようにできなかったのか?」
一つひとつ一緒に振り返りながら、気持ちや考えを整理していきます。
普段、自分の話をすることを遠慮してしまう方にとっては、否定されずに自分の話を聴いてもらうこと自体が大切な時間になることもあります。
2.問題解決を一緒に考えるカウンセラー
悩みが大きくなると、「何をしたらいいのか分からない」「もうどうにもならない」と感じて、考えることも行動することも難しくなることがあります。
そんな時に、
「今できることは何だろう?」
「少し状況を変えるために何から始めよう?」
と、具体的な方法を一緒に考えていくタイプです。
心理療法やワーク、考え方や行動へのアプローチなどを取り入れることもあります。
今までとは違う行動や考え方を試してみることで、止まっていた状況が少しずつ動き始めることもあります。
3.言葉になっていない気持ちにも目を向けるカウンセラー
「理由は分からないけど不安になる」
「なぜかイライラしてしまう」
「急に孤独を感じる」
頭では分かっていても、自分の意思だけではどうにもならない気持ちがあります。
過去の経験や、自分でも気づかないうちに我慢してきたことなどが、現在の感情や行動に影響している場合もあります。
そうした、まだうまく言葉になっていない気持ちにも一緒に目を向けていく方法です。
無理に過去を掘り下げるのではなく、その方のペースを大切にしながら進めていきます。
グレイス・ピリオドのカウンセリング
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グレイス・ピリオドでは、上記の「1.対話を大切にすること」を基本にしています。
まずは、今感じていることや困っていることをお聴きします。
そのうえで、
「とにかく今は話を聴いてほしい」という時には、じっくりお話を伺います。
「どうしたらいいのか一緒に考えてほしい」という時には、具体的な方法を一緒に考えます。
必要に応じて、心理学的な知識や考え方をお伝えしたり、心理療法やワークなどを取り入れたりすることもあります。
なぜこのような形にしているのかというと、カウンセラーがやりたいカウンセリングと、その方が必要としているカウンセリングが同じとは限らないと思っているからです。
あくまでカウンセリングの主役は、相談される方です。
カウンセラーの考え方や方法を一方的に押し付けるのではなく、一人ひとりのお気持ちや状況、ペースを大切にしながら、
「今、何ができるか」
を一緒に考えていきます。
相談内容についても、一つの分野だけに限定しているわけではありません。
人間関係、夫婦(パートナー)のこと、子育て、仕事、性格、気分の落ち込みや不安、イライラ、DVに関することなど、さまざまなご相談をお聴きしています。
「こんなことを相談してもいいのかな」と思うようなことでも構いません。
グレイス・ピリオドが、必要な時に気軽に話のできる「身近なカウンセリングルーム」でありたいと思っています。
どのくらいのペースで受ければいい?

カウンセリングを受ける回数やペースに、決まった正解があるわけではありません。
「一度話を聴いてもらいたい」という方もいれば、時間をかけて自分自身と向き合いたいという方もいます。
継続してカウンセリングを受ける場合には、2週間に1回程度を一つの目安としてご案内することがあります。
考え方やコミュニケーション、行動など、長い間繰り返してきた「クセ」を変えていくには、ある程度時間が必要になることがあるからです。
ただし、必要な回数やペースは相談内容や状況によって異なります。
当ルームでは回数券や「○回セット」といった形での販売は行っていません。
カウンセリングを続けるかどうか、どのくらいのペースで利用するかについても、その都度相談しながら決めていきます。
カウンセラーとの相性

最後に、カウンセリングを受けるうえで大切にしてほしいことがあります。
それは、カウンセラーとの相性です。
「なんとなく話しやすい」
「この人なら話してもいいかな」
「ちゃんと自分の話を聴いてもらえている気がする」
そんな感覚も、カウンセリングではとても大切だと思っています。
私もカウンセラーである前に一人の人間ですので、すべての方に合うカウンセラーになることはできません。
グレイス・ピリオドに限らず、ご自身が「ここなら話せそう」と思える相談先を見つけてもらうことが一番です。
その中で、
「一度、グレイス・ピリオドで話してみようかな」
と思っていただけたら、遠慮なくお問い合わせください。
話したいことがまとまっていなくても、相談内容がはっきり決まっていなくても大丈夫です。

うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。









