経験者は語る!?遠距離恋愛が上手くコツ
今回は、私の体験談を交えての話になるので、考え方が当てはまる人と当てはまらない人がいるかと思います。なので参考程度に留めておいて貰えると助かります。
私も、妻とは広島と静岡の遠距離恋愛の期間を経て結婚しました。
仕事終わりに最終電車に飛び乗ったことを昨日のことのように思い出します。
身体は疲れていても、久しぶりに会えるとなるとドキドキ・わくわくしますよね?
せっかく会うのだからとスケジュールも綿密に考え、旅のしおりを作ったりと浮かれていました。
今現在は、ライフコンサルタント(心理カウンセラー)の立場があるので、その当時を振り返りながら、こうすればよかった・こう考えて気持ちを整理しておけばよかった、などということを伝えてければと思います。
遠距離恋愛の一番の課題は、何といっても普段簡単に会うことが出来ないことにあります。
合えない期間が続くということは、その間に相手の様子が分からず心配や不安を抱くことでしょう。
「異性と仲良くしていないかな?」
「浮気とかしていないかな?」
「気持ちが冷めてしまっていないかな?」
などと考えてしまうと思います。
まず、はっきりと伝えておくと、その気持ちを持つことは当然のことです。
いくら携帯で電話やメールをしていても、四六時中見ているわけでもないので相手の行動は把握できません。
ただ、そのような気持ちを相手に伝えてしまうことはどうでしょうか?
人によっては、自分は信頼されていないと悲しむかもしれませんし、またはこれだけこっちは信じているのに疑われるなんてと怒りを露にするかもしれません。
そうなると、遠距離恋愛なんて自分には無理だ、出来ないと思ってしまうかもしれませんが、ちょっと待ってください。
近距離で付き合っていたとしても、高頻度で会わない人達もいますよね?
近距離ならば、会いたいときに会えるという安心感は確かにありますが、会う頻度が一緒であれば傍から見れば同じように感じます。
ということは、原因は遠距離恋愛に無いということになりますよね?
そう、結局は2人の問題に過ぎないのです。
どこか不安な気持ちが出てくるということは、相手が自分の心の中で安心できる存在になっていないということなのです。
言わば、「心の遠距離恋愛」の状態になっているのです。
少しイメージをしながら読んでほしいのですが、
例えば出発地Aから目的地Bまでの距離が離れているとします。
そうなると、様々なルートを選択することが出来ますよね?
ルートの選び方も人それぞれで、最短距離を目指したい人もいれば、いつも使う馴染の道を選ぶ人もいますし、または寄り道しながらマイペースに目的地を目指す人もいるでしょう。
相手がどのルートを使うのか気になっても、そこに不安を感じて詮索するのは無意味なように思えませんか?
話しの種として、軽い気持ちで聞く分には構わないと思いますが、事細かく聞かれてしまうと聞かれた相手はうんざりしてしまうことでしょう。
今度は目的地までの距離が短い時をイメージしてください。
一見すぐに目的地まで到達するように思えますが、この場合においても相手はどのルートを選択するか分かりません。
目的地の反対方向を経由してくるかもしれませんし、出発地点で居眠りしているかもしれませんし、そこに関してはその人の自由です。
ただ、目的地であなたが待っているとしたら、
「どうしてそんなに時間がかかるの!」
と思ってしまうかもしれませんね。
少し言いたいことが分かってきましたでしょうか?
時間の制限がある時は、避けた方がいいと思いますが、最終的に目的地(あなたのもと)に来てくれるのであれば、それでいいと思いませんか?
遠距離恋愛で上手くいく人の考えは、
「あの人は、どうせ寄り道してくるんだから気長に待ってよ」
「さては寝坊かな?でも約束すっぽかす人じゃないし、ここで待っておこう」
などと思える人だと私は思います。
実際に遠距離で付き合っている人達も、近距離の人達も、
「心の遠距離恋愛」にだけはならないように、気を付けたいですね。
付け加えて、最後にアドバイスを・・・
会った時の最終日だけは、笑顔で「またね!」と言えるようにお互い心掛けましょう。
ネガティブな感情のまま離れてしまうと、会えない期間にネガティブな考えが次々と浮かんでくるかもしれません。
喧嘩になりそうなことを言うのは、会っている時は避けて、会っている時間は最高の時が過ごせるように、お互い配慮することが大切です。
あとは、張りきりすぎず無理のない2人のペースを考えた予定にしておきましょうね。
うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。