本文では、男性・女性とひとまとめにする表現を用いますが、
全ての人に当てはまるという訳ではなく、
一般的にこういった傾向が見られるという認識の1つとしてご理解ください。
男性の思考のパターン
まず、男性は何か物事が生じた時に、そこへの理解を優先します。
どういった状況でその出来事が起きてしまったのか、他に良策は無かったのか、
これからどうしていけばよいのか、など表面的な事柄に焦点を当てて物事を判断します。
感情部分も判断材料の1つにはなりますが、
そこに深く立ち入るようなことはあまりしません。(人にもよります)
女性が感情の整理出来ていない時も、男性は分かりたいという気持ちが前に出てしまうこともよくあります。
例えば、彼女が大事なアクセサリーを無くしたとしましょう。
男性は、女性の大事にしているものだと認識しているので、
どこで無くしたのか思い出させたり、またはそれに変わるものをプレゼントをすることで問題解決に努めます。
あらゆる可能性を探るため、
「どこで無くしたのか?」
「いつから見当たらないのか?」
「そんなに大事にしているものをどうして無くすようなことをしてしまったのか?」
などと質問し女性は、まるで尋問を受けているかのような体験をしたことがあるのではないでしょうか。
でも、それは女性のためを思って必死に考え、どうにかしようと足掻いているのです。
女性はその気持ちを無下にして、
「どうして、心配してくれないの?」
「なんでこんな悲しい思いをしているのに、分かってくれないの!」
と嘆いても、おそらく男性は、その気持ちを察することは難しいかもしれません。
「あなたが必死になって考えてくれるのは、嬉しいけど、今は大事なものを失ったショックで何も考えられないの」
というように、相手の行動に感謝を示しつつも自分の心の状況を説明してあげましょう。
そうすることで、男性は女性の気持ちが分かり、優しく相手のペースに合わせて、その出来事を解決しようと行動するでしょう。
女性の思考のパターン
女性は、何か出来事が起きた時に、その時の気持ちを優先に考えます。
例えば、デート中に大事な服を汚してしまったとしましょう。
その時女性は、大事な服が汚れたことや、汚れたことで周りから変な目で見られるとか、
すぐに新しい服を用意しないと、など状況を把握することよりも、
楽しみにしていたデートでこの日のために用意した服を汚してしまったことへの深い悲しみや、
相手に気を使わせてしまった自分への罪悪感、汚したのが自分であれば自分への怒りなど、
感情の部分が優先的に表に出ます。(念押しですが人にもよります)
そんな時に男性は簡単に、
「新しいのを買えばいいじゃん!」
「まあそんなことよくあるから気にするなよ。」
または、女性の犯したミスを笑うなどすれば、ほとんど確実に女性は男性に幻滅するでしょう。
そうしたときは、慌ててどうにかしようとせず、
「大丈夫?すごく気に入ってたみたいだから残念だね。」
「悲しい気持ちは分かるよ、今度新しい服を買ってあげるよ。」
など女性の感情に寄り添う言葉を入れると、女性からはなんて優しい人なんだと見なおされますよ。
付け加えると、その際にしっかりと感情を込めて接することも必要です。
そうしないと、「分かってないくせに」と反撃を食らうかもしれません。
まとめ
非常に良いお手本になりそうな職業は夜のお仕事の方たちです。
ホストクラブで働く男性は、女性の気持ちに寄り添って一緒にお酒を楽しみます。
キャバクラやホステスさんは、男性の理屈っぽい話も楽しそうに(楽しい話だったらすみません)聞いてくれます。
さて、男性・女性で物事の考え方の特性の1つをご紹介しましたが、
「あるある!」
とわかってくれた方も多いのでは無いでしょうか?
男性と女性で別の生き物だと線引きせず、お互いそういった個性を認めてあげることで、
恋愛やパートナーとの関係がより良いものになると思います。
グレイス・ピリオドは恋愛相談も受け付けていますので、モテたい・パートナーと関係を修復したい
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うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。