人間関係が悪化する原因
人間関係が悪化する原因は、お互いの本音を正確に捉えきれていないからです。
・私がこんなに大変な思いをしているのに、分かってくれない
・何度言っても、僕の気持ちを分かってもらえない
このように感じてしまうと、相手を嫌いになったり、反対に相手が嫌っていると思いこんだりして関係はますます悪化します。
では、どうすれば人間関係が解決するのか少し深堀していきます。
相手の本音を受け止める
まずは、相手の本音を受け止めましょう。
自分の言い分は、とりあえず後回しです。
なぜなら、相手にも相手の言い分があるので、それを聞かずに自分の希望や要望を通そうとしてもケンカになるだけだからです。
「あなたは、このことでこんな風に感じて(考えて)いたの?」⇒「そうなんだよ。分かってもらえた?」
このように確認が取れるまで丁寧に優しく受け止めるとよいです。
納得のいかない言い分だったとしても、とりあえず我慢!!!
これは自分の話を聴いて貰うための下準備だと思って頑張ってみましょう。
自分の話は出来るだけ素直にストレートに
相手の話を十分に聴いたら、今度は自分のターンです。(勝負ではないですからね!?)
注意点としては、
①遠回しに言わない
②出来るだけ全部包み隠さずに言う
遠回しに言うのは相手を気遣ってのことだと思います。しかし、それは誤解されるリスクも同時に生みます。
出来るだけ素直にストレートにそして優しい口調で伝えた方がいいでしょう。
また、全部正直に伝えることも大事なことです。
例えば、ケンカした相手と仲直りしたいのだとすれば、
素直になって「私はあなたが嫌い!」と伝えれば間違いなく関係は悪化します。
それが、「私はあなたが嫌い!でも本当は仲良くしたいの・・・」このように自分の気持ちを端折らず全部伝えてみてください。
もし順序をつけられるならば、相手が受け取りやすい順番(↑では仲良くしたい⇒嫌いの順)からにした方がいいと思います。
時には待つことも大事
自分が自分の気持ちを分からないケースや、相手が相手自身の気持ちに整理がついていない時に解決は出来ません。
このような状態では、どう足掻いてもお互いの本音は受け止められないですよね?
だって気持ちが、分からないですもの。
こんな時は「待つ」のが一番です。
・自分の気持ちに整理がつくまで待ってね?
・あなたの気持ちに整理がつくまで待ってるから、どうしたいか教えてね?
このような感じでやり過ごすのが一番得策だと思います。
自分がどうしたいかすぐに答えを出そうとしても出ませんし、無理やり相手の気持ちを分かろうと根掘り葉掘り質問するのは詰問されてるようで不快に感じると思います。
人間関係でお困りの方
解決は、コミュニケーションの取り方と自分の気持ちを明確にすることです。
どちらも当カウンセリングルームでは、ワークを使って身につけることが出来ます。
職場や家庭で人間関係が上手くいってないのであれば、ストレスを感じる環境にあると思います。
自分の力で、ストレスフリーな環境を作り上げることも出来ますので、興味のある方はご連絡ください。
うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。