はじめに
今回の記事は、私の個人的な考え方に過ぎませんので、参考程度に捉えて頂けると助かります。
また、本記事では、どうすればいいのかという具体的な解決策は明示しない(出来ない)ので、
「あ、私にも当てはまりそうだ」という気付きのヒントになるよう書いていこうと思います。
嫁 → 姑 に思うこと
①夫のお母さんなので、気遣うべき相手
もちろん、その通りなのですが、こうした考えが強すぎると縮こまってしまうお嫁さんもいることでしょう。
ストレスを最もよくため込むシーンとしては、自分の気持ちを吐き出せない時です。
過度な気遣いはせずとも、結婚の許しは得ていると思いますので、お姑さんは、あなたのことをちゃんと認めていると思いますよ。
あまり考えすぎずに普段通り、目上の人と接する気持ちで十分かと思います。
②お姑さんと仲良くしたいが、上手くいかない
誰しも最初は、お姑さんと仲良くしたいと考えるでしょう。
ただ、その気持ちが強くなりすぎると、希望を押し付けてしまうこともあるかもしれません。
嫁と姑では世代も異なりますので、仲良くなるなり方も違うかと思います。
もちろん、世代だけでなく、人それぞれ居心地のいい距離感は異なるでしょう。
自分の願望を吐き出す前に、相手(お姑さん)の状態をよく見て、聞いてからにするといいかもしれません。
③そもそもどう接していいのか分からない
それもそのはず、結婚する前までは赤の他人だったので、仕方ありません。
あまり深く考えずに共通の趣味や話題を探ってみてください。
1個でも2個でも見つかれば心の距離はグッと縮まるはずです。
姑 → 嫁 に思うこと
①夫(息子)を奪われた
手塩にかけて育てだ息子がある日突然、若い女と結婚すると知ったら、このような感覚に陥る方もいるでしょう。
同じ女性として、思うところはあるかもしれませんが、お母さん!思い出してください。
親が子に望むものはなんでしょうか?
子ども(夫)の幸せですよね??
息子さんが愛した女性を悪く言ったら、息子さんはどう思うでしょうか・・・
②色々とアドバイスしてあげないといけないと感じる
お嫁さんは、お嫁さん一年目です。至らなくて当然です。
アドバイスをしてあげたい気持ちも分かりますが、あまり深く立ち入らないで下さいね。
今と昔では環境には大きな違いがあります。
昔は当たり前とされていたことも、今では非常識かもしれません。
また、息子さんとお嫁さんは別の所帯で、別の家族です。
二人がよしとするならば、家族の形に口を挟む余地はないのかもしれません。
③そもそもどう接していいのか分からない
お嫁さん同様に、お姑さんも同じことを考えるでしょう。
ある日突然、同じ姓を名乗って親族になるわけですから、パニックにもなるかもしれません。
お嫁さんのことをあまり知らない内に、あれこれ邪推はしないで下さいね。
どう接すればいいのかは、友達を作る手順とそれほど変わりません。
相手を知り、自分も知ってもらえば、きっといい距離感を保てると思いますよ。
接し方に正解はない
身も蓋もないまとめになりますが、嫁姑関係に正解はありません。
あるとするならば、お互いに変な気遣いをしない関係ではないでしょうか?
人間なので、相性の問題もあります。
悪態をつく嫁もいれば、本当に意地悪な姑もいます。
仲良くするに越したことはないと思いますが、
お互い無理のない範囲で付き合っていけばいいかと思います。
お嫁さんも、お姑さんも、もし1人で抱えていることがありましたら、
ぜひ、当カウンセリングルームでその悩みを吐き出して下さいね。

うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。