産後うつはどうしてなるのか?
産後うつの原因の1つにはストレスも大きく影響していると思います。
では、なぜ産後に起きてしまうのか?お母さんとお父さんに少しでも伝わればと思います。
・「何で私だけがこんな辛い目に合わなければいけないのか・・・」
・「こっちはこれだけ一生懸命やっているのに誰も褒めてくれない」
・「愛する子どもに悪い感情を持ってはいけない」
産後にお母さんの多くはこのようなことを感じるでしょう。
ストレスは自分の実感(考えや感情)を吐き出せない時に溜まります。
上のような考えを持つと、きっと自分の実感をどんどん内に押し込めてしまうと思います。
ストレスは無限に溜められるものではなく、限界を迎えた時には様々な形として現れます。
ストレスが限界を迎えた時に出る行動
①攻撃性が増す(自分の内・外へ)
②現実逃避(暴飲暴食や散財など)
ほかにもたくさんの出方はありますが、大きく分けるとこの2つです。
①に関しては、攻撃性を外に向けてしまうと、
子どもへの虐待や行き過ぎたしつけ、またはパートナーへのDVなど。
攻撃性を内=自分に向けてしまうと、
うつや引きこもりなどになるかと思います。
今回のテーマの産後うつに関しては、自分に攻撃性が向いてしまった結果とも言えるかもしれません。
産後うつからの脱却
これが正解というものはありませんが、
一番の特効薬はパートナー(旦那さん)のフォローだと思います。
朝から晩まで働き詰めのお父さんも、1日に1言でも2言でも相手を労う言葉をかけてあげてください。
・「毎晩眠れなくて大変だね、いつもありがとう」
・「辛かったらいつでも頼ってね!」
・「何か手伝えることはあるかな?」
実際に出来なくても、そうした気持ちを伝えるだけでも奥さんは救われると思いますよ?
理想を言えば上のような形なのでしょうが、お父さんも仕事で毎日大変で気遣える余裕のない人も多いでしょう。
そんな時は誰かに相談する
お友達でも、親でも誰でもいいです。
とにかくその辛さを一人で抱え込まないようにしてください。
もし、身近に相談できる人がいない場合は、カウンセリングを使ってもいいかと思います。
カウンセラーは話を聴くプロです。
あなたの気持ちを否定せずに丁寧にお話を聴きます。
もしこの記事を読んでいる方で、産後うつに限らず一人で何か抱えているようなことがありましたら、
ぜひ気軽にご連絡いただけると嬉しいです。
私は男性ですが、ガールズトークも心得ておりますので、楽しくお話ししましょうね!
うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。