日本人なら誰もが知っているラジオ体操。
私も小学生の頃は早起きをして、出席スタンプ目当てによく行ったものです。
なんか最近やる気が起きない、元気が出ない、意欲がわかないといった人にはぜひおすすめです。
運動不足の解消にも繋がりますので、朝の3分だけ時間を作ってぜひやってもらいたいです。
ラジオ体操で大事にしたい動作
朝は、まだ脳の動きが鈍く、身体全身がまだ目覚めていない状態にあります。
ラジオ体操は全身運動なので身体中が目を覚まします。
ラジオ体操で個人的にとてもいいと思う動作は、最初と最後の呼吸と、ジャンプの動作です。
・最初の呼吸
社会人でも学生でも主婦でも朝起きてすぐにすることは何でしょうか?
仕事や学校へ行く準備、朝食を作ったり、洗濯をしたりなど起きてすぐにけっこうなハードワークから始まると思います。
まずは呼吸を整えることが先決ではないでしょうか?
血中の酸素濃度を上げるため(疲れにくくなる・免疫機能を向上させる)にも、呼吸は整えておくことに越したことはありません。
・ジャンプ運動
ラジオ体操の中ではハードな動きなので多少息が上がるのを感じる人もいるかもしれません。
ただ、ジャンプ運動をしている時は、仕事や学校へ行く前の憂鬱な気持ちを一時的に忘れさせてくれます。
朝から将来の起きてもいない不安を考えるくらいなら、ジャンプをして一度その気持ちをリセットしてみてはいかがでしょうか?
ラジオ体操をする場所
陽の光を浴びながらすることが望ましいです。
家の中の蛍光灯では500ルクス(光の強さの単位)程度の光を浴びないのに対して、
曇り空の外では50,000ルクス程度の光を浴びることが出来ます。
家で電気をつけて目覚めるよりもはるかに陽の光を浴びた方が目覚めはいいです。
また、太陽光は体内時計の調整もしてくれます。
夜なかなか寝付きにくいという人は、朝起きてすぐに陽の光を10分程度浴びると変化があろうかと思います。
心身ともに目覚めることで、仕事の効率は格段に増しますし、(仕事をやる気がなくても)元気にはなれます。
反対に心身が眠ったままの状態では、ミスが増えたり、気分も乗らないので、
そこに悪いことがあればその日1日がブルーな気分になってしまうでしょう。
何事も最初と最後は大事です。
毎日訪れる朝のあり方も少し変化を加えることで、1日がいいものになるかもしれませんよ!?
うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。