すぐに考え込んでしまうクセを止めるには・・・

考える男性のイラスト

ネガティブ思考の方などは特に考えなくても良い事をついつい考えすぎて疲れてしまいますよね?

周りの人は「考えすぎだよ!」なんて言いますが、こっちだって考えたくて考えている訳ではないと・・・

今回は、考えすぎてしまうことがクセになっている人がそのクセをストップさせる方法をいくつか紹介しようと思います。

1.嫌なことを考え出したら肯定文でストップさせる

・〇〇さんに怒られたらどうしよう。

・この間の言ってしまったことあの人、気にしていないかな?

・どうせ私は何をやっても上手くいかないよ・・・

などなど将来のことを考え出したら、あれもこれも連鎖的に考えてしまいますよね?

 

特にネガティブ思考の方や神経質な方は起きてもいない最悪の事態まで想定してしまいます。

さらに、『自分が全部悪い』という結論に持っていくことがクセになるとかなりのストレスを自分自身に与え生き辛くなるでしょう。

 

人の脳は、他人からの否定によって普段できることも出来ないようにするほどの悪影響を及ぼしますが、

それは自分が自分自身を否定した時も同様のことが起きるのです。

(脳神経外科医の林成之先生とサッカーなでしこJapan元監督の佐々木監督の対談でお話しされていました。林成之先生の勝負脳講座についての記事があったのでご興味のある方はこちらから

 

こんな時には、多少強引でも思考の中に肯定文を入れて考えることを止めてしまうのも1つの手です。

逆説の接続詞を上手に使うと上手く切り替えられるかもしれません。

 

・私は今日も仕事で怒られた。なんてダメな奴なんだ。『しかしながら』身体は元気だ!

・今日も何もしないで一日が過ぎてしまった。『そうは言うものの』庭の花は元気に咲いている。

・子どもに対してイライラをぶつけてしまった。『でも』子どもはママに笑ってくれている。

 

こんな風に多少こじつけ気味でも肯定文にするとネガティブ思考のスパイラルを一時的に断ち切ることが出来ます。

本当に何も思いつかない時は、

「今日は天気が良い」とか「冷蔵庫は今日も動いてくれている」など悩んでいることと全く関連性のない事で肯定するのも1つの手です。

 

悩みや問題が解決しない時は往々にして悩みに飲み込まれていたり、悩みとの距離感が近すぎることが原因になっていることがあります。

今処理できない悩みはいったん横に置いておいて、悩みから少し距離を取るのも大事な事だったりします。

2.頭を空っぽにする状態を意図的に作る

真っ白い壁

瞑想やマインドフルネス、座禅などは心理的に良いとされていますが、ついつい考え込んでしまう人にとっては上手く出来ないですよね?

私もメンタル不調の時は全く集中できずに、上手くいかないことで逆に自己嫌悪に陥ってしまいました。

 

何か特定の趣味があって、没頭できるものがある方は1日の中で数分でも自分のためにその趣味に取り組んでみてください。

 

「没頭できるものがないよ」という人にお勧めしているのは運動になります。

ジョギングではなくランニングが特にお勧めで、走り終えた後はとても考えることは出来ません。

水泳なんかも息を止めるのでその最中は考えられませんし、水の音も癒し効果がありそうですね!

 

ちょっと運動は・・・という人は「テトリス」なんかも良かったりします。

(以前、テトリスについて書いた記事もあるので良かったらこちらからご覧ください)

 

ついつい考え込んでしまう方たちは、考えた結果「良い・悪い、正しい・間違っている」などで判断しようとしてますます苦しくなります。

世の中にはグレーゾーンはたくさんあって、もちろん何もない時だって存在します。

 

一日が嫌なことだらけなら、たとえ良い事がなくても「無」の時間を作るようにしてみてはいかがでしょうか?

3.過去のことは教訓に!出来ないならいったん諦めてみる

古い町並み

将来について考えすぎてしまう人もいれば、過去の出来事について考え込んでしまう人ももちろんいます。

・何であんなこと言っちゃったかな・・・

・あそこでもっと確認しておけばよかったのに

などなど後悔の念は考えれば考えるほど強まって拭えなくなりますよね?

 

その出来事の大きさ、重さにもよるのでしょうが、すっきりするためにはその過去の出来事を教訓にすると良いです。

不必要なことを言ったのであれば謝って今度からしないようにする。分からないことは今度から確認するようにする。

こんな風に過去の出来事を将来活かすための教訓にすると後悔の念は次第に消えていきます。

 

とまあ、そんな単純にいかないこともあるでしょう。

その時は潔く諦めるのも大事かもしれません。

 

何とか過去を清算して自分の納得のいくように解釈したくても「今は」それが出来ないという時はあってもいいです。

いつかは過去の捉え方も変わるかもしれないので、いったん保留にしてしまいましょう。

 

たいていの過去の嫌な出来事は、今・現在が幸せであればほとんど気にならなくなります。

今の自分を大事に、自分にとって少しでもプラスになりそうなことから始めれば大丈夫です!

 

~最後に~

大空を飛ぶ鳥

ストレスフリーな状態は何も考えていない時です。

ついつい考え込んでしまう人は、脳みそを常にフル稼働しているようなものなので休息を取りましょう。

 

とある芸能人のような適当人間が、一番楽に生きられるのかもしれませんね。

 

また、どうしても1人で何とかしようとしても上手くいかないこともあるでしょう。

実際に相談者の方に、

「そんなこと思いつきもしませんでした」

「そんなこと考えたこともありませんでした」

と言われることもあるので、何か煮詰まってしまうことがあるならば、試しに私の脳も活用して貰えればと思います。

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