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■ 女性はコミュニケーションが得意?
こんにちは、カウンセラーの林です。
「女性の方がコミュニケーションに長けている」
そんなふうに言われることって、ありますよね。
もちろん、個人差がありますし、そうとばかりは限りません。
でも、カウンセリングの現場でお話を伺っていると、
「なぜそう言われるのか?」に思い当たることもあります。
今回は、幼少期の遊びや体験をヒントに、
コミュニケーション力の育ち方について考えてみたいと思います。

■ 幼少期の「遊び」が、コミュニケーションの土台をつくる
人とのやりとりをつかさどる脳の領域は、幼児期〜小学生くらいまでにほぼ完成されると言われています。
つまり、小さなころの環境や遊び方が、その後の対人スキルに影響することは大いにあり得るんです。
少し昔を思い出してみてください。
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外で虫取りやヒーローごっこに夢中だった子
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お人形遊びやおままごとをよくしていた子
どちらのタイプもいたと思います。
どちらが良い・悪いではなく、遊び方の違いが「育つ力の違い」になるという視点で見てみましょう。

■ 「一人で遊ぶ」と「誰かと遊ぶ」の違い
たとえば、虫取りやヒーローごっこなどは、一人で完結しやすい遊びが多くあります。
そこでは「どうすればうまくいくか」「どう戦えば勝てるか」といった自分の内側に集中する力が育ちます。
一方で、おままごとや人形遊びは、相手とのやりとりが欠かせない遊びです。
相手の役や感情を想像したり、自分のセリフを工夫したり、自然とコミュニケーションの練習が積み重なるんですね。

■ 幼児期の体験が、大人の対人関係に影響することも
こうした違いの積み重ねが、「話すのが得意」「人との距離感をつかみやすい」といった力につながることがあります。
でも、だからといって「女性は完璧」「男性は苦手」と決めつけるわけではありません。
遊びの中で身につけたコミュニケーションも、
環境によっては「一方的な伝え方」や「相手に合わせすぎてしまう」といった偏った癖になることもあるからです。

■ コミュニケーションは“育っていくもの”
私たちは、幼少期の経験から多くのことを学びます。
でも、その“学び方”がずっと変わらないとは限りません。
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自分の思いが伝わらない
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相手の気持ちがわからない
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すれ違いばかりで苦しい
そんな時こそ、過去の経験を振り返ってみることがヒントになることがあります。

■ 最後に:新しい体験が、新しい自分をつくる
人との関わり方って、子どもの頃の経験に影響されることもありますが、
今からでも変えていけるものだと私は思っています。
ほんの少しのきっかけや、新しい体験が、
「こんなふうに人と関われるんだ」
「こんな伝え方ができるんだ」
という気づきをもたらしてくれることがあるからです。
カウンセリングも、その“きっかけ”のひとつになれたらと思っています。
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うまく言えない気持ちがある
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誰かと話して整理したいことがある
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自分の考え方の癖に気づきたい
そんなときは、どうぞ気軽にお声かけくださいね。
新しい体験は、新しい自分をつくるきっかけになりますから。

うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。











