カウンセリングと似たジャンルにはセラピーやコーチング、ヒーリングなど様々なものがあります。
どれも横文字でいったい私はどこに相談すればいいの?という方もいらっしゃるでしょう。
今回は簡単にそれぞれを紹介するとともに当カウンセリングルームの考え方を共有させて頂ければと思います。
1.カウンセリングとは
カウンセリングとは心理カウンセラーが行う専門的な援助行為です。
一般的に多くのカウンセラーは、傾聴・受容・共感のスキルを用いて相談者に寄り添って相談者が見失っている「どうしたらいいのか」を一緒に対話を通して導きます。
認知行動療法等の心理療法を採用しているカウンセリングルームでは、具体的なアドバイスも貰えるでしょう。
100種類以上もあると言われている心理療法がありますし、カウンセラーさん独自の見解やスタイルがあるので相談者に対するアプローチは様々なものがあるかもしれません。
どのような人に向いているか:悩みを抱えている人(人間関係、性格、病気との向き合い方など)
2.セラピーとは
セラピーとはもともと医師が医療行為として行うものを指していましたが、今は広く癒しやリラックスを相談者に与えるスタイルもセラピーと呼びます。(カラーセラピー、アロマセラピーなど)
カウンセリングと比べると直接的にクライアントさんに癒しをもたらすようなイメージで良いかと思います。
具体的な悩みの解決を目的とするより、心身の疲れを癒したい、体のだるさや不調を整えたいという方に良いかもしれません。
どのような人に向いているか:癒しやリラックスをしたい方
3.コーチングとは
コーチングとは、目的達成のための援助行為を行うものです。
部活動や習い事をしていた方やしている方にはお馴染みのコーチと一緒です。
専門家の書籍や、動画などを拝見していると、心理学や心理療法も採用している方も多いようです。
ただ、一般的には指導的な関りが多いかと思いますので、メンタル不調の方が無理をしてコーチングを受けるとプレッシャーに感じてしまうこともあるかもしれません。
どのような人に向いているか:目的があって、心身が元気な頑張りたい人
4.ヒーリングとは
セラピーとほとんど同義になります。
ヒーリングミュージックや、色を用いたヒーリングなど癒しやストレス解消に効果が期待できます。
実際に私も受けたことがあるのですが、少し気分は晴れやかになった気がします。
ただし、スピリチュアルな分野で用いられることもあるようなので、人に流されやすい人やはまりやすい人は注意が必要です。
また、悩みの解決といった現実的な話にはならないので、何かを解決したいという人も向かないかもしれません。
どのような人に向いているか:具体的な解決は望まず、すぐに癒しが欲しい人
グレイス・ピリオドカウンセリングルームの考え方
屋号にも掲げているようにメインはカウンセリング主体となります。
ただ、個人的な意見としてはどのような手段を用いても相談者やクライアントさんが良くなればそれでいいと思っています。
なので、セラピーやコーチング的な関りが0かと言われれば決してそのようなことはなく、いろいろ複合的に良さそうなものを採用しています。(ヒーリングのノウハウはまだありませんが、使えるものがあれば検討します)
実際にアロマを焚いてカウンセリングを行っていますし、カウンセリング中にカラーセラピーや絵を描いて頂くこともあったりします。
基本的には、どのような相談援助活動であっても相談員と相談者の信頼関係は前提にあってこそだと思います。
来るもの拒まずというスタイルでやっていますが、やはり人間同士なので相性の問題はありますよね。
無理に予約を取り付けたり、アドバイスを強要することはありませんが、私のスタイルで出来得る関りはしていますので、ご興味がありましたらお気軽にご連絡ください。
どこへ行けばよいかなんて最後は直感です!
なんか良さそうと思えるところに「試しに」問い合わせてみるくらいの軽い気持ちで連絡をしてみるといいと思いますよ。
うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。