静岡では感染拡大緊急警報が2月8日に解除されましたが、まだまだ予断を許さない状況です。
お家の中に引きこもっていると、元気な人であっても鬱々とした気持ちにもなってしまうものです。
今回は、お家で簡単にできるストレス発散方法を紹介しますので、ぜひお試しください。
☆テレビと会話をしてみる
しょっぱなからとんでもない方法をぶち込んできたと思われたかもしれませんが、やってみると楽しいですよ!
初心者におすすめなのはクイズ番組。
黙って視聴するよりもテレビタレントと混ざったつもりで回答を声に出して言いましょう。
正解すれば「ピンポーン、ピンポーン!!」と◎を貰えるので肯定感や自信も得られるでしょう。
ご家族で競い合うもよし。1人で張り切って正解して「おれ、私って天才!」と天狗になるもよし。
大きい声を出さなければ誰にも迷惑はかけないので、気軽に楽しめるでしょう。
少し玄人に向けになるとバラエティー番組もいいでしょう。
芸人さんのようにツッコミを入れて楽しんでみたり、芸人さんのノリに合わせてこけてみたり・・・
恥ずかしがらずにガチでやるのがコツです。
☆絵を描く、日記をつける
どんな時にストレスが溜まるかというと自分の気持ちを吐き出せない時や人に分かって貰えない時です。
職場やプライベートで言いたいことがあっても、人間関係があると自分の気持ちに蓋をしてモヤモヤしてしまいますよね。
気持ちの吐き出し方は何も人に話すだけではなく、紙に気持ちを投影したり、日頃の思いを書き綴ることである程度消化できます。
絵を描くときに特におすすめなのがコラージュ作品を作ること。
紙を切り貼りして作品を仕上げるのですが、これが意外と没頭出来て終わった後すっきりします。
余談ですが、子どもがシールを張りたがるのは自己肯定感を感じやすいからだそうです。
子どもも大人も同じ人間なのだから、理屈は同じはず。
「そんなのつまらない」なんて余計なフィルターをかけずに試しにやってみてください。
きっと悪い気はしないはずですから。
また、日記に関しては書くことが決まっていないと書きにくいですよね。
私がおすすめしているのは、「褒められたこと、出来たこと」日記。
出来たことに関しては、たとえどんな小さな目標であっても出来たことであれば日記に綴って大丈夫です。
褒められたことについては、会話だと褒められるとついつい謙遜してしまいますよね?
ただ、裏があろうと何だろうと褒められたことは事実なので一応記録に残しておきましょう。
後で見返したときに自信が持てるようになるかもしれませんよ?
☆料理を頑張ってみる
ついつい食事は日々のルーティンになっていて、食のありがたみを忘れてしまいがちです。
忙しい日が続くと簡単にできるものにしてしまいますが、そんな時こそ手の込んだ料理、自分が美味しいと思える料理を作ってみるんです。
私は普段家族に振舞う料理を作ることも多いのですが、おつまみを作るのが至福の時間なのです。(もちろん飲食込みで)
「このお酒には、この食材でこういう味付けをすればバランスが取れて・・・」なんて考えながら作るとワクワクしてきます。
上手く出来たら天を仰ぐほど幸せを感じます。
世の上げ膳据え膳になっているお父さんも、奥さんの味に満足いかないなら自分で作りましょうね。
意外とやってみると料理にはまるかもしれませんよ!?
☆友人に電話する、ZOOMなどオンライン通話をする
自粛も行き過ぎると孤独を感じてしまうと思います。
最近は私も仕事でZOOM会議などに参加することが増えていますが、オンライン上でも繋がりを感じられるんですよね。
確かに今目の前でパソコンに向き合っている人がそこに存在するわけですから孤独感は和らぐと思います。
このコロナ禍でストレスを感じていない人はいないと言っていいでしょう。
何か用があれば仕方ないのですが、誘って貰って悪い気持ちになることはほとんどないと思いますので、あまり考え過ぎず気軽に友人・知人に連絡を取ってはいかがでしょうか?
【持論】自粛はどこまですればよいのか
そもそも自粛の目的はコロナウイルスを蔓延させないため、つまり健康を守るためですよね。
自粛が行き過ぎて、ストレスを溜めて家族に八つ当たりをしたり、メンタル不調に陥ってまで自粛をする必要はないと思います。
とはいうものの、今まで通り気を遣わずに外に出歩く習慣を変えないというのも考えものです。
出来る範囲でみんなが協力し合ってやっていけばいいと思うので、個々人の出来る範囲は守られていいかなと思います。
コロナウイルスの影響があってか、新規の相談者の方が増えています。
そして悩みも深刻化しているように感じます。
当カウンセリングルームは、傾聴主体になりますがオンラインカウンセリングも行っておりますので、話せる人がいない方はストレスが爆発する前にご相談頂ければと思います。
ウイルスも心も人の目には見えないので、どちらもケアは必要です。
辛く過ごすのも楽しく過ごすのも同じ一日なので、自分の考え方や行動が自分を苦しめているなら修正は必要かもしれませんね。
コロナ禍であっても、人生楽しんだ者勝ち!
なんて思いながら、早く終わって欲しいと願うばかりです。。。
うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。