人間関係や心の悩みを抱えた人がたくさんおり、カウンセリングに興味を持つ人が増えていると思います。
しかし、どういったカウンセラーに相談すればよいのか、実際に足を運ぶとなるとハードルの高いことだと思います。
今回は誰に相談すれば迷っている方へ、どのような基準でカウンセラーを探せばよいのか、私なりの考えを伝えようと思います。
良いカウンセラーとは「あなたのことを一番に考えてくれるカウンセラー」
もちろんカウンセリングには技術が必要です。
難度の高い資格を持つ人・実務経験が豊富な人・専門領域が自分の悩みと合致している人がいいように思うかもしれません。
しかし、自分の能力を過信して、カウンセラーの持っていきたいゴールに仕向けようとするとどうでしょう?
例えば、「私はこのようなプロセスで何人ものお悩みを持つ方を救ったからあなたも大丈夫!」
このようなスタンスですと、あなたの価値観や感じ方は無下にされてしまうかもしれません。(誘導的になってしまうということ)
そして相談後、私の気持ちに寄り添ってくれなかったと不満が残るかもしれません。
大事なのは、一生懸命に相談者の立場になって一緒に考え、一緒に解決していこうとする姿勢があることだと思います。
まずは問い合わせをしてみる
カウンセリングは相談者と二人三脚にならないと効果を上げることは難しいものです。
カウンセラーも人なので、人と人との相性は少なからず存在するはずです。
なので、試してみればいいのです。
その中から、相性の合う人を探せばいいのです。
お問い合わせ時の、電話対応の声や、メールならば返信内容などからカウンセラーの人柄も出てくるでしょう。
予約の話だけでなく質問をしてみる(相談内容・今感じている不安など)といいと思います。
何か試すみたいですが、お金もかかることなのでこの方法はカウンセラーの人柄を判断する良い材料になると思いますよ?
カウンセリングの料金
カウンセリングの料金は迷うところだと思います。(参考:当方のカウンセリング料金)
悩みの種類にもよりますが、単発ですっきり全部解決というのは、1割弱くらいです。
そうなると継続していくことになることが多いと思いますが、その際に継続することが難しい料金だと断念せざるを得ません。
無理なく続けられる料金も一つ目安になろうかと思います。
行政やボランティアなどの無料のところでもいいと思います。
しかし、カウンセリング料金を頂いて運営されているところは、技術や経験などが金額に見合うよう設定されているはずです。(うちが割高だと思われないように頑張ります!!)
カウンセラーの自己開示
カウンセラー自身が自己開示するのは、相手に先入観を持たれてしまう一因にもなります。
ただ、頑なに自分を開示しないカウンセラーさんは、個人的には信用できない気がします。
あくまでも相談者のためを思って開示しないのであれば、その旨を伝えられるカウンセラーさんは、とても素晴らしいと思います。
私の場合は、聴かれた内容が自分の過去の体験と重なる質問には、慎重になりますが、基本的には何でも答えるようにしています。
それは、よく分からない謎の存在よりも少し相手の背景を知っていれば信頼関係を築きやすいと私は思うからです。
結局は印象が良い人
いろいろ書き連ねましたが、最終的にはあなたが感じた印象が一番の判断材料になるでしょう。
・何となくこの人だったら私の話を聴いてくれそう
・何となくこの人にだったら任せられる
こんなふんわりとした印象でもいいです。
その印象を確かなものにするためにも問い合わせは重要なので、
もしカウンセリングを受けようと迷っているのでしたら、まずはお問い合わせをしてみてください。
私も引き続き、誠心誠意対応するように心掛けます。
うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。