悪い事って次から次に頭に浮かんでしまいますよね?
ネガティブ思考が進めば、ありもしない出来事で一喜一憂したり、被害妄想をしたりとストレスを感じやすくなるでしょう。
自分の思考が自分自身を苦しめることは良くあることなので、今回はそのような思考を軟化させる方法を紹介します。
ネガティブ思考に至ったら、「と私は思った」で回避
具体例を挙げるとイメージが付きやすいと思うのでいくつか紹介します。
・「いつも失敗ばかりだ」→「いつも失敗ばかりだと私は思った」
・「Aさんに嫌われているに違いない」→「Aさんに嫌われているに違いないと私は思った」
・「こんなこと出来るはずがない」→「こんなこと出来るはずがないと私は思った」
「と私は思った」を付けるだけで、少し客観的になれる印象を受けませんか?
ネガティブ思考というのは、本人の中で生み出される思考です。
多くの場合、過去の失敗や自信のなさから自分を守るために培った思考と言ってもいいでしょう。
ただ、それも行き過ぎてしまうと被害妄想になってしまったり、事実を歪曲して捉えてしまい、結果自分が苦しい思いをすることでしょう。
大丈夫!思考は現実には起きていないことですよ!
自分の思考と現実がごちゃ混ぜになってしまう方は、この「と私は思った」をぜひお試しください。
また、「と私は今思った」と「今」を付けると、将来の余計な心配から少し距離を取れるようになるかもしれません。
ネガティブ思考を自分で分かってあげる
周囲の環境や人間関係によっては、自分のことを認めて貰えない環境に置かれている方がいるかと思います。
大人になると余計に褒められたり認められる経験ってほとんどないですよね?
そんな時に一番大事なことは、【自分が自分を認めてあげること】
幸せな自分、不幸な自分、怒っている自分、悲しい自分、人に気を遣う自分、緊張している自分・・・
どれも自分自身で、どう感じようが誰もそれを否定できません。
あなたがネガティブ思考に陥ったのにも理由があってのことなので、そんな自分の気持ちを少なくとも自分自身が分かってあげられると良いかなと思います。
どうせ私の気持ちなんて分かって貰えないと思ったら・・・
私がカウンセリングで心掛けていることは、相談者を色眼鏡で見ないことです。
気持ちを最大限尊重しながら、今何が出来るのかを一緒に考えさせて頂きます。
ネガティブ思考を変えたいと思っている方は、私と一緒に取り組んでみませんか?
うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。