はじめに~
もし、あの時こうしておけばよかった、あの時どうしてこんなこと言ってしまったのだろうと、後悔することはみなさん経験したことがあると思います。
過ぎ去った過去と言うのは、誰の手でも変えることは出来ません。
過去に起きたことの捉え方(考え方・感じ方)は、変えることが出来ると思いますが、過去に起きた事実はどう足掻いても変えられません。
人生の中で、大きな後悔をした時には、往々にして過去に捕らわれてしまうことがあります。
ただ、過去にif(もしも)は無いのです。
でも、絶望することはありません。
未来にはif(もしも)は必ずある
自分の至らなさのために、人を傷付けてしまったとしても、
その後のあり方でまたやり直せたり、それ以上の深い関係になれるかもしれません。
過去の失敗のイメージはとても強烈に印象付けられます。
度重なる失敗から「無理」だと思ってしまうこともあるでしょう。
しかし、そのイメージに引きずられて、最初から諦めてしまうのはとてももったいないことだと私は思います。
あの時の自分と今の自分は違うと胸を張って言えるようになれば、きっと過去の後悔は思い出となって消化されるでしょう。
自分自身を成長させられれば、過去のイメージを引きずった未来を想像しないで、
もっと希望ある未来を思い描けるようになると思います。
カウンセリング=学びなおしの機会
弱かった自分、器の小さかった自分、余裕がなかった自分など過去の自分は考え方次第で今はもういないはずなのです。
過去の自分が失敗したことは仕方のない事です。
これから似たような出来事に直面した時に、上手く対処できるようになればOKです!
私がカウンセリングをしていて一番苦しくなるのは、自分自身を否定する言葉が現れた時です。
それだけ深い傷を負ったのかと共感すると同時に、今後はそのような傷を負わないように何とかしたいと思います。
相談者がありのままの自分を受け入れて、そこから変わりたいと真に願った時にカウンセリングの進捗は飛躍的に進みます。
失敗は誰にでもあります。
はっきり言って、私は失敗だらけの人生です。
でも今は後悔はありません。
みなさんが希望ある未来を思い描けるように一緒に素敵なif(もしも)を創造していきたいです。
うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。