二児の子を持つパパカウンセラーですが、みなさんは子どもに対してイライラしてしまうことありませんか?
当然私も人間なので、いつも穏やかにいられるということはありませんが、怒りを怒りのまま子どもやパートナーに向けないように実践している方法がありますので、ぜひ参考にして欲しいです。
目次
1.距離を取る(物理的に)
ストレスマネジメントやアンガーマネジメントで鉄則と言われることになりますが、まずは怒りの対象から離れることが有効です。
もちろん放置は良くないことですが、お互いにヒートアップした状態なんかで話し合おうとしても無理ですよね?
それでも何とかして分からせようとしたら、口調は荒くなったり、子どもに対して論破しようとしたり、最悪暴力や恐怖で押さえつけようとしてしまうかもしれません。
こんな時は無理をしてでも小休憩!
親も子も冷静になれるまで距離を置いてみましょう。
2.まずはじっくり言い訳をさせてみる
親には親の考え方があるように、子どもにも子どもの考え方があります。
合っていようが間違っていようがその気持ちは大事なものです。
ここは大人である大人が一度器を大きく持って、子どもの言い分を聴いてあげようじゃありませんか。
もしかしたら言い分によっては、納得できる事情があるかもしれませんよ!?
3.子どもの肯定できる箇所を懸命に探して伝える
イライラするとどうしても口から出る言葉の多くは否定語や命令口調になると思います。
反対の立場になって考えてもらうと分かりやすいですが、否定語を使う相手の言うことを聞く気になれるでしょうか?
ますます上手くいかなくなるのが関の山です。
ついつい悪い部分や出来ない部分に目が行きがちですが、良い部分も必ずあるはずなので頑張って探してみましょう。
いったん子どもを肯定した後に分かって貰いたいことを伝えれば分かり合える確率は高まるはずです。
4.お互いに問題から意識を逸らせようとする
イライラしている時と言うのは、悩みや問題の渦に巻き込まれているような状態です。
その渦に必死に抗おうとしても体力・気力を消耗するだけなので、いったんその渦から出てしまいましょう。
今この問題が片付かないのなら、片付くときに片付ければいいので違う出来ることをやるのが賢明です。
果たしてその問題は「今」片付けなければいけないことなのでしょうか?先送り、後回しにしてもいいことかもしれませんよ?
5.イライラしているのは自分が思うようにいかないから
よく「父さんを怒らせるようなことをするな!」とか「ママを困らせないで!」などと言ってしまいたくなると思いますが、自分の感情は人から与えられるものではなく、自分の中で作り出されるものです。
それを人のせい(子どものせい)にして感情をそのままにぶつけていいのでしょうか?
決して責めている訳ではありませんよ!!私も時にはそうなってしまうこともあるので・・・
ただ、自分がどうしてそのような感情を抱いたのか人に説明できなければ分かり合うのは難しいでしょう。
「察して欲しい」、「気付いて欲しい」ではなく親の方から「パパ・ママってこんな人なんだよ」と伝えてみてはいかがでしょうか?
~まとめ~
今回は子どもに対してのイライラをテーマに取り上げてみましたがいかがでしたでしょうか?
親子の関わり方は、無意識に自分の親と同じように接してしまいます。
自分が子どもの時にされて嫌なことはしない方がいいでしょうし、自分がされて良かったことも自分の子どもに合うかどうかは分かりません。
頭では分かっていても、感情に振り回されたり、日頃のコミュニケーションのクセは変えられないことも多いでしょう。
もし一人で変えることが難しいなら、遠慮なく当カウンセリングルームにご相談ください。
コロナ禍で、家庭がますます閉鎖的になっていると思いますが、皆様のご家庭に笑顔あふれる団らんが訪れるようになるようサポートさせて頂きます。
うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。