ゴールデンウイーク後に気を付けたいこと
みなさんは、ゴールデンウイークをいかが過ごされましたでしょうか?
長期連休だったので、旅行に行かれましたか?それとも、どこでも混雑すると考えて、近隣でまったりと過ごされましたでしょうか?
いずれにせよ、今日から仕事だという人も大勢いるかと思います。
今回お話ししたい内容は、5月病についてです。
この記事を読んで少しでも、5月病を発症しないようになればと思いますので、お付き合いください。
まず、5月病とは新しい環境に置かれた人が環境に適応が出来なくなる、ストレス由来の症状です。
4月は、転勤や異動、転居に進学など環境が大きく変わる時期になります。当初は、やる気に満ち溢れて、新しい仲間とも上手くやっていこうと気張っていく人も多いかと思います。
そこで、良くも悪くもゴールデンウイークの登場です。
慣れない仕事や学校生活の中では、休みは欲しいと思います。
ただ、1カ月足らずでは、慣れる期間としては、短すぎます。
そうなると、ゴールデンウイーク空けは、また1から再スタートという気分になったり、マイナスイメージを引きずったまま仕事を迎えることになるでしょう。
新しい環境では、失敗や嫌なことは必ず起きます。
人は、マイナス面を記憶することに長けている(同じ失敗をしないようにするため)ので、きっと連休最終日には、不安や心配が一気に襲い掛かってくるかと思います。
例えが悪いかもしれませんが、目標として、10キロ走るぞ(4月の意気込み)と思っていた人が、開始600メートルでゴールテープを切られ強制的に休み(ゴールデンウイーク)を強いられます。そして、今日からまた走りなさいね(連休明け)と促されているような感じです。
600メートルでも走れば少しは疲れを感じます。そのイメージを持ったまま残り9400メートルに挑むのは、憂鬱になりませんか?
この感覚が5月病の感覚なのです。
お待たせしました、ではどうすればいいのかを教えます。
①4月のことは考えない
②連休明けのことは考えない
以上これだけです。
①に関しては、新しい環境下で嫌なことがあろうがなかろうが、そこに戻ることは出来ないので、考えても仕方がありません。嫌なタイプの人と一緒になろうとも、1カ月もしないうちに本当に嫌なタイプと決めつけていいのでしょうか?
②に関しては、大きなことを考えても苦しくなるだけです。千里の道も一歩よりなので、とりあえず明日、もっと言えば明日の午前中、もっともっと言えば明日の支度のことを考えるといいでしょう。
人は、過去と未来に苦しむことがあります。
しかし、生きているのは今なので、休み明けの今何が出来るかを考えて行動していけば、きっとそのうち身体が慣れてくると思いますよ!
とは、言いましても今回これだけたくさんの休みがあったので、5月病の症状が強く出る方もいるかと思います。
それは、マイナス思考だったり、ストレスに敏感だったりするからかもしれません。
そういった時は、遠慮なく当方にお問い合せ下されば、一緒に自分に合ったストレスマネジメントやマイナス思考をプラス思考に変えられるようお手伝いしますので、お気軽にご連絡くださいね!
とりあえず、この記事を読んだみなさん、「今」やりたいことに着手してください(笑)
うつ病歴3年。カウンセリングによって症状が寛解した体験を持つ。
現在は産業カウンセラーとして、個人のカウンセリングからメンタルヘルスの研修講師、行政(静岡県・静岡市)の相談員を務める。
「カウンセリングをもっと身近に」をテーマに押し付けない、負担にならないカウンセリングを心掛けています。