嫌なことを限定すると、ちょっと楽になる話

朝焼け

最近、「なんか全部がしんどい…」って思うことありませんか?
仕事も、家のことも、人付き合いも、なんか全部が重たい。そんなふうに感じる日、私もあります。

でも、あるとき気づいたんです。
「嫌なこと全部やめようとするから、余計しんどくなるんだ」と・・・


嫌なことって、全部を変えようとすると大変

重たそうなトランクを引く少女

たとえば仕事がつらいとき。
「もう会社辞めたい」と思っても、すぐに辞められるわけじゃないし、そのあとどうするかも不安で動けない。
そうやって“全部を変える”って、ハードルが高すぎて、かえって何もできなくなる。

私もそうでした。
「早く病気を治したい」って思うばかりで、何も変えられなくて、ただ疲れていくだけ。


嫌なことを限定できなかった時のこと

レトロな飲み屋街

思い出すのは、体調を崩して傷病手当をもらっていた時のこと。
無理はできないけど、少しずつ外に出ようとしていた頃、友人に誘われて久しぶりに外食へ行ったんです。

でも、その友人に言われたのは――
**「そんな状態でよく来れるね」**って言葉でした。

その瞬間、すごく悲しくなったし、傷つきました。
「私は外食すらしちゃいけないのか」
「なんで誘われて行ったのに、そんなこと言われるんだろう」
って、頭の中がぐるぐるして、だんだんその出来事が大きくなっていったんです。

今振り返ると、あの時私は「嫌なことを限定」できていなかった。
“その人の言い方が傷ついただけ”という事実を、
“私は何をしても責められる存在なんだ”という風に、無意識に拡大解釈してしまっていたんです。


“限定”するって、どういうこと?

ノートとペン

そこで後から気づいたのが、「嫌なことはちゃんと“限定”していい」ということ。

たとえば…

  • 「その人の言い方がキツかった」だけにして、それ以上広げない

  • 「この日は体調が悪かったから無理だった」で終わらせる

  • 「あの飲み会は自分には合わなかった」ってだけにする

“全部嫌”にしないで“その一件だけ”にしておく。
そうやって区切るだけで、心が少し軽くなります。


なんでこれで楽になるの?

新芽

人は「全部を我慢しなきゃ」と思うと、自分を責めやすくなりますが、
「ここだけは無理だった」と限定することで、自分を守ってる感覚が生まれます。

それだけで、心に余白ができる。
余白ができると、また次に進むエネルギーが戻ってきます。


最後に

水面を羽ばたく白鳥

頑張ってると、「嫌なことも全部受け入れなきゃ」って思いがちですが、
“全部”じゃなくて“ここだけ”をやめてみる
それだけで、世界が少しやさしく感じられるようになります。

あの時の私は「外食する自分」を否定しかけたけど、
本当は「その人の言葉」だけが嫌だったんだって、今は思える。

だから、あなたもどうか“嫌だったこと”を必要以上に大きくしないで欲しいなと思います。
分かっていても難しいことがあれば、お話に来てみて、一緒に考えさせてください。

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